2006年04月28日

アツバスミレ (3) アツバワカシュウタイプとは。

この記事は続きです。 

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『アツバスミレ』には今年もう一ヶ所で出会いました。
 私が出会ったのは‥千葉県 3月 海辺(近くの落葉樹林下、道端)

アツバワカシュウ全体.jpg 
こちらは、海岸崖の上の落葉樹林下です。直接は海風はあたらないのですが、海のすぐ近くです。満開でした。
アツバワカシュウ全体2.jpg
そしてこちらは、そこから少し入った道端です。ちょっと離れただけなのに、花の形がずいぶん違いますね。道端のすみれは花びらが細くとがった感じ、上の落葉樹林下のすみれは花びらが丸っこい感じです。これも個性なのでしょう。こんなのを比較するのも楽しいです。上の画像の葉を見てください。葉の柄にやはり翼がついているので、『アツバスミレ』であることがわかります。『アツバスミレ(1)』(←クリック)の葉もそうでしたが、『アツバスミレ』の葉は横に広がる傾向がありますね。花が同じ『スミレ』は葉が斜め上にぴんと立つのですが、そこが葉が厚い以外の『アツバスミレ』の特徴のひとつかもしれません。
アツバワカシュウ花.jpg
そしてそれぞれの花を並べてみました。さあ、前々回『アツバスミレ(1)』で砂地に咲いていた(←クリック)と何か違うところがわかりますか?いきなり言われてもねえ。ということで、下に再度、砂地に咲いた『アツバスミレ』に登場してもらいました。さあどうでしょう?
 違いは2つかな。
アツバスミレ花2.jpg
@下の砂地の『アツバスミレ』の方が紫が濃い。特に唇弁(下の花びら)は上の花は中央だけじゃなくて先のほうまで白い。
A上の2つの花は側弁(左右の花びら)の2枚に白い毛がない。

 実は、このAの特徴があるので、ここの『アツバスミレ』は『アツバワカシュウスミレ(厚葉若衆菫)』と仮に!呼ばれていると千葉県植物誌には書かれていました。仮に!なので、正式には別の品種ということにはなっていないのですが、まあ違う特徴を持っているよということなのでしょう。『若衆』とは江戸時代、元服前の少年のことを言うそうなので、毛がないということの例えでつけられたのでしょう。
 


ということで、千葉県の『アツバスミレ』にはもうひとつ『アツバワカシュウスミレ型』というのがあることがわかりました。
 ところで、毛がある花もない花も元気に生きているとすると、毛の役割って何なんでしょう?虫(蜂)が体を突っ込んだ時に気持ちよくさせるため?なあんて、よくわかりませ〜ん。どなたか教えてください<(_ _)>。
これで、『アツバスミレ』はおしまい!次はようやく真?の早春のすみれ登場の予定です。

posted by ふらり at 06:03| 千葉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | すみれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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