2006年05月07日

ヒナスミレ 桜の花びらを集めてすみれが咲きました。

すみれの最初の記事はこちら(←クリック)です。
 
ヒナスミレ (雛菫)
スミレ科スミレ属
 
私が出会ったのは‥千葉県 3月、4月 森林、山地(林内、林縁)
県評価:重要保護
 
ヒナスミレ
1.名まえの由来
 山渓ハンディ図鑑「山に咲く花」「日本のスミレ」には由来が載っていませんでした。でも上の画像を見ていただければ、わかりますね(*^_^*)。優しく愛らしい花。『ヒメ(姫)』ではなくて、『ヒナ(雛)』というところが、このすみれにぴったりですよ!ちなみに『ヒメスミレ』もいつか登場しますね。
 私は、花びらの先がちょこんと割れているのがかわいいんです。まるで桜の花びら!なので、今日のお題『桜の花びらを集めてすみれが咲きました。』。そこで『サクラスミレ(桜菫)』がいいなあっと思っていたら、『サクラスミレ』も別にいるのでした。すみれはみんなかわいいから、いい名まえは早い者勝ち??(*^_^*)
 
2.出会った環境
 落葉樹林の下やあまり日が当たらない林縁(つまり北側)で出会いました。当たり前ですが、陽当たりのよい場所から咲き始めます。私はヒナスミレに出会える場所として、千葉県では3箇所しか知らないのですが、一番最初に咲くのは落葉樹林下です。ここは早春は木々の葉が落ちているので、3月は陽当たりがよいのです。
 
ヒナスミレ花.jpg
3.花について
 花びら(花弁)は淡紅紫色、いうなれば桜色!唇弁(下の花びら)はやや白っぽいのですが、これも純白というよりは、ちょっぴりパールホワイトなんです。このお花、やっぱり『ひなちゃん』ですね!
 まじめな解説を。側弁には毛が生えています。花の中心には黄緑の雌しべ、そしてその奥にはオレンジ色の雄しべ。このようにすみれの仲間は雌しべの周りにおしべが集まっています。これはどのすみれも同じです。花びらの先がちょこんと割れているのが特徴と書こうと思ったら、そうでもないのでした。
 『ヒナスミレ』のもうひとつ好きなこと、それは萼片、花茎も緑ではなくて、落ち着いた紅紫色です。これが花の艶やかさをさらに増していると思いますよ。もしよかったら比較で『アツバスミレ イヌボウスミレタイプ(←クリック)』を見てくださいね。色が違いますよ!
 
ヒナスミレ葉.jpg
4.葉について
 葉は結構しっかりして格好いいです。鋸歯もはっきりガタガタしていて、葉の先もとがっています。表面には毛が生えていました。葉も他のすみれとは違い特徴があるので、花がなくてもわかるようになりました。上の画像は花はついていませんよ。葉がしっかり骨太!でも花はかわいい。このアンバランスも人気があるところでしょうか。
 
 私が千葉県で出会った『ヒナスミレ』はどの場所でも、数株ずつしかいません。周りにはたっくさんの『タチツボスミレ』がいるのに。それだけ貴重なんです。千葉県評価でも重要保護の『ヒナスミレ』ですが、私がまだ『タチツボスミレ』すら知らなかった2003年の春、初めてすみれを見に行ったときに、いきなり出会ってしまったんです。たっくさんの『タチツボスミレ』の中にちょっと変わった色のすみれがあるなあって思い、家に帰って図鑑を見ながら調べていて、ああこれはヒナスミレっていうんだ!って。だから、自分の中ではとても大切なすみれです。この花だけは、毎年見たいなあって思います。

5.他の場所では‥
 東京都高尾山、御岳山、茨城県筑波山でも出会いました。


6.おまけ〜
 今日のお題をテーマに勝手に作ってしまいました〜。同じような時期に千葉県で咲くマメザクラの花びらが散って、ヒナスミレになりました(*^_^*)。上の葉の画像には花がないので、咲かせてしまいましたよ!
でもね、実際にはこんな場所には出会ったことないのでした。おしまい。

マメサクラ_ヒナスミレ.jpg

posted by ふらり at 06:25| 千葉 ☁| Comment(12) | TrackBack(0) | すみれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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