2006年05月09日

ハマウツボ つくしんぼではありません。

ハマウツボ兄弟.jpg

あれれ?海岸の砂地に間違ってつくしがひょこり顔を出しました。三兄弟!なあんて、違いますよ(*^_^*)。なんの芽なんでしょう。さて、三人の相談も決まったようですね。さあみんなで花を咲かせましょう!
ハマウツボ全体.jpg

今日のお花は‥
ハマウツボ (浜靫)
ハマウツボ科ハマウツボ属
 
私が出会ったのは‥千葉県 5月 海辺(砂地)
千葉県評価:最重要保護
1.名まえの由来
 海岸に生え(浜)、花穂が矢を入れるうつぼ(靫)に似ていることによる。うつぼ(靫)とは竹などを編んで毛皮を張ったもので、右腰につけるものだそうです。まったく想像がつかないのでインターネットで調べてみました。
 サイト名:千葉県立中央博物館大多喜城分館
 URL:http://www.chiba-muse.or.jp/SONAN/kikaku/ikusa/3%20bukibugunosyurui.htm#9utsubo
 この画像をひっくり返した感じなのでしょうか。つまり毛皮を張った袋の部分が花をつけた部分かな。昔の人には馴染み深かったのでしょうが、今はなかなか見る機会はありませんね。ウツボと聞くと思いつくの魚のはうつぼです。あの怖そうな魚ですが、そうじゃないのですね。
 
2.出会った環境
 海岸近くの砂地にひょこっと。不思議なんです。葉っぱもないし、いきなり花だけ。でもなんか美しいので出会えてうれしいお花です。
 じつは『ハマウツボ』は「完全寄生植物」なんです。なにそれ?という方は(私もそうでした)、同じ仲間の『ヤセウツボ』(←クリック)に詳しく書きましたので、そちらをどうぞ!つまり、水や栄養を自分ではまったく作らずに、他の植物から得ている植物なんです。『ハマウツボ』は主に『カワラヨモギ』に寄生します。上の画像で写っている緑の細かい葉が『カワラヨモギ』でした。だから自分には葉がないのですね。。っと待って!葉はあるんですよ!
ハマウツボ花.jpg
3.葉について
 上の画像を見てください。全体に産毛が生えていてかわいいですね。その中に燐片状のものがありますが、それが葉の退化したものなのです。光合成はもちろんしませんが、その名残だけはあるのでした。
ハマウツボ花拡大.jpg
4.花について
 花びらはくっついていて1枚です。花の中に見える前歯のようなものが雌しべ、その横にあるのが雄しべです。
ハマウツボ上から.jpg
 上から見ると、結構豪華ですね。花がいっぱいついています。花の形が、他の花にていませんか? 
ウツボグサ+ハマウツボ.jpg 
 左上はシソ科の『ウツボグサ(靫草)』です。ウツボは同じ意味です。夏の野の花です。全体の感じが似ていますね。花一つ一つも似ているのですが、もっと花の形が似ているなと思ったのが‥
 右上の画像はちょっとしたお遊びです。『ハマウツボ』に違う色の花が!なあんて新発見ではありませんでした。これはゴマノハグサ科の『コシオガマ(小塩釜)』と『シロバナコシオガマ』の花(秋の花)をくっつけてみました。形がとても似ています。下側の唇のような部分が3つに裂けていて、その真ん中にでこぼこがある。『ハマウツボ』をじっと見ていて、私が似ているな〜って思い出したのは『コシオガマ』でした。
 よくよく調べてみると、ハマウツボ科はゴマノハグサ科と親類だそうです。もちろんシソ科も近縁なんでしょう。ゴマノハグサ科から完全寄生植物として分化したのかな。そして驚いたことには『コシオガマ』もじつは‥!続きはいつかね♪ 秋までひっぱるの?(^。^;)
 
同じ仲間では‥
ヤセウツボ』 (←クリック)
 
最後に、リンクさせていただいている方々の紹介(←クリック)を作りました。ぜひどうぞ!
posted by ふらり at 05:16| 千葉 ☔| Comment(12) | TrackBack(0) | 初夏の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。