2006年05月15日

ヘビイチゴ (1) ハートを集めてお花を作りましょう!

ちょっと一日飛び入りがありましたが、またお花の紹介に戻ります。
春、田んぼの脇の農道などを歩いていると、地面に黄色い花がたくさん咲いているのに出会います。今日はそのお花が主役です。
ヘビイチゴ (蛇苺)
バラ科ヘビイチゴ属

私が出会ったのは‥千葉県 3,4,5,6,10月 水田周り、林縁
千葉県評価:保護留意
ヘビイチゴ全体.jpg
 この画像だと、オオイヌノフグリが主役みたいですね。。春の田んぼの脇の風景です。
 
1.名まえの由来
 『蛇苺』は漢名からきていて、人間が食べないで、ヘビが食べるイチゴという意味だそうですが、ヘビが食べているところは見たことはありません。。漢名というからには、中国にも咲いているのでしょう。人が食べられない(利用できない)という意味では、他に『イヌゴマ』『イヌムギ』など『イヌ(犬)』がついた名まえの野草があります。日本人は『イヌ(犬)』をつけたのと同じように、中国ではそれが『ヘビ(蛇)』なのでしょうか。ただし、『ヘビイチゴ』は食べられます!でも味は(-_-#)、次回へ。。
 
2.出会った環境
 私が出会ったのはほとんどが田んぼの周りの畦(あぜ)や農道です。したがって、やや湿った環境が好きなようです。とは言え、『タネツケバナ』や『タガラシ』、『ニョイスミレ』のように、田んぼの中や湿地など、踏み入れると水がじゅわ〜っと出てくる程の湿った場所にはおりません。あくまでも水に近くの草地という感じです。また、房総風土記の丘のように、水辺がなくても、やや地面がしっとり湿った陰の場所に行くと出会うことができます。
 じつは『ヘビイチゴ』とほとんど同じ形の花を咲かせる野草は、『ミツバツチグリ(三つ葉土栗)』、『キジムシロ(雉蓆)』、『オヘビイチゴ(雄蛇苺)』、『ヤブヘビイチゴ(藪蛇苺)』ととても多く、名まえまで似ているものもあるので、出会った時いったいどれなんだろうって迷うこともあったのですが、この出会った環境もひとつの特徴になります。これらの見分け方はまたいつか作りたいと思っています。
ヘビイチゴ茎.jpg
3.茎について
 上の画像のように、『ヘビイチゴ(蛇苺)』の茎は上には伸びず、地を這っていきます。うん?これが『ヘビ(蛇)』?あれ?どうなんでしょう。。
 地を這って伸びる茎の途中から、葉や花が生えてきます。
ヘビイチゴ葉花.jpg
4.葉と花について
 葉はかわいい三つ葉です。これも特徴のひとつです。
 茎から伸びる花茎には花がひとつだけ咲きます。これは『ヘビイチゴ』や『ヤブヘビイチゴ』のヘビイチゴ属の特徴です。 
 花ですが、花びら(花弁)はハート黒ハート形!で5枚です。これ、気に入っています(*^_^*)。上でも下の画像でもわかりますが、花びら(花弁)と花びら(花弁)の間に見える尖った黄緑は萼片(がくへん)です。萼片もきちんと5枚ありますね。加えて『ヘビイチゴ』は萼片の下にさらに緑のちっちゃな葉っぱのようなものがついています。これを副萼片(ふくがくへん)と呼ぶそうです。下の花を裏返した画像を見てください。副萼片は萼片と交互に生えていますので、花の表側から見ると、ちょうど花びら(花弁)の位置と同じ位置になります。なので、花を真上から撮影すると、副萼片は花弁に隠れて見えません。今回よくわかるようにするため、花をひとつだけ取らせてもらいました。ありがとうね。さてこの副萼片はとがっている萼片とは異なり、先がちょこちょこ割れていますが、この形も『ヘビイチゴ』や『ヤブヘビイチゴ』のヘビイチゴ属の特徴です。
 花の真ん中が雌しべの集合体、その周りに雄しべが多数あります。
 最後にバラ科の花なので、匂いがいいのかなと思って鼻をを近づけましたが、香りませんでした。
ヘビイチゴ花.jpg
 
5.今日のまとめ
 今日わかった『ヘビイチゴ』の特徴は、
@田んぼの脇などやや湿った場所にいらっしゃる。
A茎から出た葉は小さな3枚
B花茎から花はひとつだけ咲く。
C花の裏側にある副萼片の先がちょこちょこ割れている。
 でした。今日は『ヘビイチゴ(蛇苺)』たる所以の苺!までいきませんでした。次の記事はこちら(←クリック)です。
posted by ふらり at 20:56| 千葉 ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | 春爛漫の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。