2006年05月06日

アツバスミレ (4) もうひとつイヌボウスミレタイプ

この記事は続きです。
『アツバスミレ』の最初の記事はこちら(←クリック)です。
すみれの最初の記事はこちら(←クリック)です。
 
アツバスミレ (厚葉菫) イヌボウスミレ(犬吠菫)タイプ
スミレ科スミレ属
 
私が出会ったのは‥千葉県 5月 海辺(岩場、崖)
 
イヌボウスミレ全体.jpg
 5月にはいって、新しいすみれの仲間に出会えました!『千葉県植物誌』によれば、千葉県の『アツバスミレ』には3タイプあるそうです。このブログでは『アツバスミレ(基本型)』、『アツバワカシュウスミレ(厚葉若衆菫)型』の2種を紹介しました。そして、もうひとつの『イヌボウスミレ(犬吠菫)型』を今回紹介します。
 
1.名まえの由来
 初めて発見された場所に由来します。千葉県民なら『犬吠』ときたらどこだかわかりますね。
 
2.出会った環境
 海風吹き荒れる海に面した崖でがんばっていました。
 
イヌボウスミレ花.jpg
3.花について
 全体感は『スミレ』、『アツバスミレ』と同じです。側弁には毛がかなり密生しています。そして上の画像をよ〜く見ると、上弁にもうっすら毛が生えていました!
アツバスミレ花比較.jpg
『アツバスミレ』の3つのタイプをそろえてみました。花の感じはどれも同じです。結局毛の生え方で違いがあるようですね。
 
イヌボウスミレ葉.jpg 
4.葉について
 上の画像を見ると、ずいぶん丸っこいですね。下に比較として『アツバスミレ』の葉も再度掲載しました。ちょっと似てますが、『イヌボウスミレ』の方が、さらに丸っこい感じです。そして、葉の鋸歯があまりなく、滑らかです。
アツバスミレ葉.jpg
 
 さて、これで千葉県の『アツバスミレ』のすべてのタイプに出会うことできました。全て今年の冬と春に出会った画像です。『イヌボウスミレ』はこのゴールデンウィークに出会いました。まだつぼみもありましたから、もう少し花が見られるでしょう。一方『アツバスミレ』に出会ったのは3月下旬ですから、一月以上離れています。実は同じゴールデンウィークに『アツバスミレ』も見に行ったのですが、すでに花はなく、実がなっていました。同じ県内でもこんなに違うなんておもしろいですね。早春のすみれとして『アツバスミレ』を挙げましたが、早春だけでなく、春の終わりを締めくくる すみれでもありました。

 『イヌボウスミレ』は私が確認したのは10株にも満たない数です。貴重なのでしょうか。いつまでもがんばってほしいです。
イヌボウスミレ全体2.jpg
posted by ふらり at 07:50| 千葉 | Comment(2) | TrackBack(0) | すみれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
アツバスミレもすごいと思いましたが、イヌボウスミレはすごいですね。すごいというのはスミレの海洋型というのか海岸型というのか「スミレよ、そこまでやるのかよ!」という感じがします。ここまで来るとその葉を見ただけではスミレとは分かりませんね。
Posted by onjo at 2006年05月06日 12:54
onjoさん、ありがとうございました。生きていくために、いろいろ変わっていくものなのですね。それにしても、千葉県はそんなに自然環境の変化に富んでいるんでしょうか。
Posted by ふらり at 2006年05月06日 13:53
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