2006年05月23日

ヘビイチゴ (4) 個性を見つけましょう

この記事は続きです。最初の記事はこちら(←クリック)です。
 
ヘビイチゴ (蛇苺)
バラ科ヘビイチゴ属

私が出会ったのは‥千葉県 3,4,5,6,10月 水田周り、林縁
千葉県評価:保護留意

 

よくよく撮りためた画像を整理したら、秋にも出会っていました!
ヘビイチゴ5枚.jpg
 『ヘビイチゴ』は上の画像のように、花びら(花弁)は5枚です。キンボウゲ科の『ウマノアシガタ』ではいろいろな枚数がありましたね。『ヘビイチゴ』はバラ科でしたが、『ウマノアシガタ』と同じ黄色い花なので、こちらも立ち止まって、見てみましょう。
 『ウマノアシガタ』とは違って、ほとんどは花びら5枚の花ですが、やっぱり会えましたよ(*^_^*)。
ヘビイチゴ4枚.jpg
こちらは、4枚の花です。一緒に写っているのはタチイヌノフグリです。4枚になってもバランスよく咲いていました。3枚の花はありませんでした。
ヘビイチゴ6枚.jpg
こちらは1枚増えて6枚です。こちらも花びらは均等についていますが、やや重なっているところがありますね。それにしても1枚増えただけで、かなり豪華で且つかわいい花になりました(*^_^*)。
ヘビイチゴ7枚.jpg
 こちらは7枚です。7枚になるとちょっと配置に偏りが出てきています。花びらも重なっているし。

ヘビイチゴ花弁.jpg
 さあ、上の画像ちょっと見てください。え?同じ花びら7枚の花かって?確かにそうなんだけど、左上の雄しべから飛び出ているものは何でしょう?
ヘビイチゴ雄しべ花弁化2.jpg

 上の画像は同じ花を横から見て見ました。すると、雄しべから飛び出ているのがわかります。じつは、これが八重咲きの秘密だったんです。
 花びら(花弁)の枚数が増えていくと究極は八重咲きです。同じバラ科でも八重桜や、これからが見ごろの園芸種のバラなどは八重咲きです。一方桜やバラも野生の花は一重、つまり花びらが5枚の花です。八重咲きの花と一重の花では花びら(花弁)の枚数のほかに何が違うのでしょうか。その答えは「身近な植物から花の進化を考える」という本に詳しく書かれていました。本によると、八重咲きの花には雄しべがないそうです。そう言われれば八重咲きのバラには雄しべが見当たりません。つまり、八重咲きになるためには雄しべが花弁に変わることが必要なんですね。ということで、上の画像の飛び出ているものは、雄しべから花弁(花びら)に変わろうとしているものだったんです。もちろん完全に八重咲きになるためには、人の手が加わることが必要ですが、野生でもこんなものが見られたのはよかったです。田んぼのあぜで、じっと下を見ていたおかげでした(^。^;)。

 
 さて、次です。『ヘビイチゴ』を紹介したこちら(←クリック)の記事に、花びら(花弁)の枚数と萼片、副萼片の枚数は同じ5枚であることを書きましたが、上のように花びらの枚数が変化すると萼片や副萼片はどうなるのでしょうか。ちょっと興味が出てきて観察してみました。
ヘビイチゴ花.jpg
 上の画像はすでに掲載しました、花びらが5枚の例です。
裏.jpg
 上の画像は花びら(花弁)4枚の花です。すると、花弁が4枚に減ると萼片と副萼片もちゃ〜んと減っていました。すご〜い。
ちょっと驚きました。
裏.jpg
 上の画像は花びら(花弁)が6枚の花です。すると、萼片、副萼片とも6枚に増えていました!同じですね。でも萼片は普通先が割れずにとんがっているのですが、1つだけ、2つに先が割れている萼片がありました。
 このように、花弁と萼片、副萼片の枚数を決める遺伝子はおんなじなんでしょうかね。それでは7枚以上とか八重咲きだったら?という疑問があるのですが、このことに興味を持ったのが、もう時期が遅かったので、花が少なく観察することができませんでしたm(__)m。もしご存知の方がいれば教えてください。また来年覚えていたら観察してみます。。
 
 ようやく『ヘビイチゴ』がおしまいです。遊んだこともあり、長くなりました〜。他の似たような花は簡単にまとめようかなあと。
おしまい!
posted by ふらり at 21:40| 千葉 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 春爛漫の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
我が家の椿の花で、一本の雄しべの先が花びらのようになったものがありましたよ。
Posted by onjo at 2006年05月24日 06:53
onjoさんありがとうございます。
椿の花も八重なので、そういう観察ができますね。私自身は八重花の観察したことないので、いずれしてみたいと思っています。
Posted by ふらり at 2006年05月24日 19:56
蛇イチゴも4枚花や七重と色々有るのですね
八重の花も探してくださいね、
我が家の野草園(鉢)の蛇イチゴは、とうとうお花は咲けませんでした、
Posted by おとと at 2006年05月24日 22:51
おととさん、ありがとうございます。
八重までは出会えませんでした。なにしろ田のあぜで、じっと地面を見つめていないといけないので(^。^)。春はほかにも出会いたい花が多いもの、ついつい見逃してしまうのでした。また来年のお花に期待しましょう。
Posted by ふらり at 2006年05月26日 20:20
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