2006年05月26日

春のバラ科の野草まとめ

春(3〜5月)の千葉県で出会うことができたバラ科の野草をまとめてみました。
 
1.どんな花?
索引ヘビイチゴ.jpg  5枚の花びら(花弁)を持つ黄色い花です。変異で4枚や6枚の花びらがある場合もありますが、基本は5枚です。加えて、茎が地を這う傾向にあるので、花が咲くのは地面からあまり高くなく、写真を撮ろうと思うとしゃがむことが多いと思います。

 似ているけど、違う花は?
索引ウマノアシガタ.jpg  同じ5枚の花びら(花弁)を持つ花でも、花びらに艶、てかりがあり、花の高さが風でゆらゆら揺れるくらい結構高い花(30cm以上)は、キンポウゲ科ウマノアシガタ(←クリック)です。

 
2.見分けるポイント1
 まず、花のつき方と花の裏側を見てみましょう。(画像はサムネイルです。クリックすると大きくなります。)
花の
つき方
ヘビイチゴ花茎分類.jpg キジムシロ花茎分類.jpg 
ひとつの花茎からはひとつの花がつく ひとつの花茎にたくさんの花がつく 
副萼片ヘビイチゴ花裏分類.jpg オヘビイチゴ花裏分類.jpg 
葉のように先がいくつにも割れて幅広い 先割れがなく、萼片と同じように細い 
 ヘビイチゴ属です! 
見分けるポイント2を参照ください。
キジムシロ属です!
見分けるポイント3を参照ください。 
 

3.見分けるポイント2
 ヘビイチゴ属では『ヘビイチゴ』と『ヤブヘビイチゴ』の2種が見られます。(画像はサムネイルです。クリックすると大きくなります。)花期とは、私が千葉県で出会った月を書いています(2002/5〜2006/5)。なお、下の画像での大きさはカメラの近づき具合によって異なるので、比較できません。

ヘビイチゴ葉分類.jpg ヤブヘビイチゴ葉分類.jpg 
色が明るい。
形がやや丸っこい。 
色が濃い。
先がとがるような形。 
ヘビイチゴ花分類.jpg ヤブヘビイチゴ花分類.jpg 
 上から見ると副萼片は見えない。 上から見ても副萼片が見える。
ヘビイチゴタ分類.jpg ヤブヘビイチゴタ分類.jpg 
表面についているつぶつぶ(痩果)にでこぼこがある。 表面についているつぶつぶ(痩果)に光沢がある 
環境水田周りや明るい林縁
やや湿った場所を好む。
藪の林床や林縁
林の近くを好む。 
花期3,4,5,6,10月
*)春の花ですが、秋にも出会っていました。
3,4,5月 
名前
ヘビイチゴ(←クリック) ヤブヘビイチゴ(←クリック) 
県評価保護留意 保護留意 
 

4.見分けるポイント3
 キジムシロ属では『オヘビイチゴ』と『ミツバツチグリ』『キジムシロ』の3種が見られます。(画像はサムネイルです。クリックすると大きくなります。)花期とは、私が千葉県で出会った月を書いています(2002/5〜2006/5)。なお、下の画像での大きさはカメラの近づき具合によって異なるので、比較できません。

オヘビイチゴ葉分類.jpg ミツバツチグリ葉分類.jpg キジムシロ葉分類.jpg 
5枚の小葉 3枚の小葉 羽状複葉があり、
5〜9枚の小葉 
環境水田周り
明るくやや湿った場所 
草地、丘陵
*)私は成東食虫植物群落のみ
草地、明るい山道
日当たりのよい場所 
花期5月
*)他に比べて開花時期がやや遅い。 
4月 2,3,4月 
名前オヘビイチゴ(←クリック) ミツバツチグリキジムシロ
県評価保護留意 保護留意 保護留意 


 これで、ようやくまとまりました。花に出会う時期が少し遅いのですが、似ている花としては『カワラサイコ』『ダイコンソウ』があります。『カワラサイコ』はまだ出会ったことがありません。『ダイコンソウ』はまたいつか。

 オヘビイチゴの続きは責任持って書きますよ(^^♪
 おしまい。

posted by ふらり at 21:31| 千葉 ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | 春爛漫の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
よくまとめられているなぁと感心します。こっちにはこのほか、コバナキジムシロ、オキジムシロ、ヒメヘビイチゴがありますね。カワラサイコは昔見たんだけど今あるのかしら?
Posted by おーば at 2006年05月26日 23:17
細かく観察されていますね〜
オヘビイチゴは散策時に見たこと有りました。房状に成るていたので目に入りましたが・・林の縁だったと思います。
キジムシロ属は葉付きは色々なようですが全体に細長いようですね、
Posted by おと at 2006年05月27日 17:13
おーばさん、ありがとうございます。
こんな見方をしたのは今年が初めてでした。このブログのおかげで、自分の頭も整理できました。コバナキジムシロ、オキジムシロ、ヒメヘビイチゴ、、また名まえからして見分けが難しそうな花のようですね。図鑑「野に咲く花、山に咲く花」に載っていない花なので、最近の帰化植物でしょうか。千葉県植物誌をまた借りて見てみようと思います。
Posted by ふらり(おーばさんへ) at 2006年05月27日 21:51
ありがとうございます。出会った環境だけでは見分けがつかないことが多いと私も思います。葉のかわいさでは、ヘビイチゴでしょうか。オヘビイチゴは手のひらのような感じもあり、キジムシロは子供が後ろに続いている感じでもあり、どれも面白い形をしています。葉も見栄えのする花々でした。
Posted by ふらり(おととさんへ) at 2006年05月27日 21:54
私のこの手の花に対する見分けがかなりすっきりしてきました。ありがとうございます。
Posted by onjo at 2006年05月28日 06:27
ありがとうございます。こうやって整理してみると、似ているけれどやっぱり違うんだなってことが私もよくわかりました。そしてさらに身近になりましたよ。
Posted by ふらり(onjoさんへ) at 2006年05月28日 08:14
家の庭の子は、一体何もの?
いまだ葉っぱだけですが、何かが違っいていまだ見分けられません。(~_~;)早くお花咲かないかな〜
Posted by のんママ at 2006年06月01日 19:45
更新していないのに、コメントいただき、ありがとうございます。うれしいです!
ようやく更新しました。のんママさんのまだ正体を明かさないのは乞うご期待!ですね。花が咲いたら画像を見せてください。
Posted by ふらり(のんママさんへ) at 2006年06月01日 21:46
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