2006年06月13日

ゲンゲ マメ科の花を代表して

 いまさら、春爛漫のころの花、『ゲンゲ』の登場です。ブログを始めて2ヶ月、ついに梅雨入りしましたが、更新スピードが遅いので書きたかった春の花ももう季節遅れになってしまいました。振り返ってみると、春の花の中でも身近に見られる花が属する、シソ科、ゴマノハグサ科、アブラナ科、マメ科などは1種類も載せていませんでした。梅雨の花に行く前に、まだ少し書こうと思い、その中でも好きなマメ科の『ムラサキツメクサ』を書くことにしました。マメ科の花は初めての登場なので、花のつくりを書こうと思ったのですが、ご存知のとおり『ムラサキツメクサ』の花は小さいので、うまくかけないことに気づき、姿格好が似ている『ゲンゲ』に登場してもらうことにしました。なので、今回は花のつくりだけの説明です。『ゲンゲ』の葉などの記事はまた来年の私に書いてもらうことにします(ブログが続いていれば(^。^;))。
 
ということで、今回の主役は‥
ゲンゲ (紫雲英) 別名 レンゲソウ
マメ科ゲンゲ属

私が出会ったのは‥千葉県 4,5月 水田周りの草地、休耕田
千葉県評価:一般
 
1.花のつくり
 いきなり花のつくりです。
ゲンゲ花つくり00.jpg
 咲きはじめです。つぼみは最初下を向いており、その状態で花が開き始めます。つぼみの状態では、下で述べる「旗弁」という花びら(花弁)が他の4枚の花びら(花弁)を包んでいます。バラ科の花も同じく5枚の花びら(花弁)でしたが、バラ科の花弁はどれも同じでしたがマメ科の花弁はつぼみのときから役割が異なるようです。
ゲンゲ花つくり1.jpg
 花が開きました。『ゲンゲ』の花びら(花弁)は5枚です。上に立っている一番目立つ花弁を「旗弁」と呼びます。旗のように立っているからでしょう。その下の2枚の白い羽のような花弁を「翼弁」と呼びます。確かに翼のようですね。そして、真ん中の先が濃いピンクに染まっているのを「舟弁」と呼びます。「舟弁」は1枚ではなく、左右2枚の花弁が手を合わせるように合わさっています。なので「旗弁」1枚、「翼弁」2枚、「舟弁」2枚の合計5枚です。花の形はぜんぜん違うけどバラ科やスミレ科の花と花弁の枚数は同じですね。
 「旗弁」には根元に向かって濃いピンク色の線が見えますが、これは「蜜標」と呼びます。「蜜標」とは、「ここに蜜があるよ!」と飛んでいる虫にアピールする役目があります。私が勝手に思うに、飛行機が着陸するときに、滑走路の誘導灯がありますね。あんなものかなあと。虫も飛んで来るし(^。^;)。マメ科の花の場合は、「旗弁」が立っていること自体が虫に対するアピールになっていると思います。ということで、『ゲンゲ』の蜜は「旗弁」の根元にあることになります。味見はしてません(^^;)。
 さて、上のような代表的なマメ科の花の形を「蝶形花」と呼ぶそうですが、どこが蝶の形なの?って、思いませんか?しばらく見ていても、この花の形が蝶の形とダブルことはないですよ。今までなんとなく蝶のように派手だよなあくらいにしか思っていませんでした。ブログを書くにあたって、もう一度花を見ていたんですが、それでも(・・?。「翼弁」2枚が翅のように見えるとしても、大きな「旗弁」は?ということで、手持ちの図鑑には書いていなかったので、インターネットで検索してみました。
 すると、ホームセンターのコメリのホームページの「おしえてネット」の「園芸コラム」のバックナンバーで「ハギ」の花の記事に解説がありました。コメリのホームページは下記です。リンクはトップページにと書いてあったので、直接記事にはリンクしていません。
http://www.komeri.com/
 記事を引用すると、次のとおりです。「五枚ある花弁のうち、二対四枚が蝶の翅のように左右に配置し、残りの一枚は二対の花弁の上方に配置するため、花弁がちょうど蝶の頭や触角の位置にくる。この上方の花弁を旗弁という。」
 なるほど、「旗弁」は触角や頭部になると。。はあ。。いまいちぴんとこないので、実際に蝶に登場してもらいましょう。春の蝶としては代表的なモンシロチョウです。といいつつ、画像は11月でした。すみませんm(__)m。
マメ科花説明モンシロチョウ.jpg
 どうでしょうね〜?私は蝶を見てもぴんと来ませんよ〜。「旗弁」にある「蜜標」などが触角になるでしょうか。ちょっと苦しいなあ。皆さんはどうですか?
ゲンゲ花つくり2.jpg
 再び『ゲンゲ』に戻って、花を上から見ました。『ゲンゲ』は花が輪生します。ただし、『ムラサキツメクサ』のように、何段も積み重なってはおらず、くるりと360度、輪のように咲いているのが違いです。花の根元の濃いピンク色は「萼筒」といい、バラ科やスミレ科の花では「萼片」といっていたものに相当します。「萼筒」というように、「萼片」がくっついて筒のようになっています。
 また、上の画像では、「舟弁」の2枚が合わさっている間の隙間が見えていますね。だから舟のように見えるというわけです。
ゲンゲ花つくり3.jpg
 上の画像は花がやや終わりかけの時のものです。合わさっていた2枚の「舟弁」の間から雄しべと雌しべが見えています。雄しべは10本あるそうですが、1本だけは独立して、他の9本は根元がくっついているそうです。
ゲンゲ花つくり4.jpg
 上の画像では花弁が散ってしまっている花があります。それを見ると、一番長く伸びているのが雌しべの柱頭です。そして、雌しべの柱頭の根元のほうを見るとうす緑に太くなっていますが、これを「子房」といい、将来豆ができたときの莢(さや)になる部分です。
ゲンゲ花つくり5.jpg
 花が終わってしまいました。子房は膨らんできていますね。花のときはまっすぐだった子房がくねくね曲がっているのはちょっと不思議です。
 
 以上で、おしまいです。今回の記事には花のつくりの用語が出てきていますが、これらは「身近な植物から花の進化を考える」という本を参考にしました。本当は花を実際に観察する前に、このような本を読んで知識を持って観察するのがよいのでしょうが、私の場合は、とりあえず、画像を撮っておいて、ブログを書くにあたって、わからない部分を本やインターネットで探すという感じなんです。なので今回の場合も、花のつくりをいまいち理解しないまま撮影していたため、花のつくりの説明に、たくさんの画像を載せることになってしまいました。
 

 最後に、『ゲンゲ』も好きな花のひとつです。どうやら私の花の好みは、比較的小さくて、ピンク系の色の花が多いようです(*^_^*)。特にピンクから白へ色の移ろいが大好きです。ということで、『ゲンゲ』はど真ん中ストライクゾーン!!
posted by ふらり at 22:14| 千葉 ☁| Comment(7) | TrackBack(0) | 春爛漫の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今晩は!
ナワシロイチゴにコメントを書く前に
レンゲが・・・私の中ではやはり子どもの頃から親しんだレンゲの方がぴったりです。(*^_^*)
下を向いて咲き出すのですね、時々見たのですが、変な形の花なのかと思っていました。知らないって恐ろしい事ですね。^m^
それと、カラスノエンドウの実はよく見ますが、レンゲは畑に梳きこまれてしまうのであまり実をみたことがないことに気づきました。(^^ゞ
レンゲにもこんなにはっきりとした蜜標があるのですね、カタクリでは蜜標があることをGreenさんに教えていただいていたのですが・・・
またまたお勉強になりました。(*^^)v
ふらりさんはピンク系の花がストライクゾーンなのですね。^m^

前にお話した、ヘビイチゴかな?なんて思っていた葉っぱに花が咲きました。
な。なんと白で花弁が6枚なのです。
苺に似ているような、いないような・・・
のんびりに載せましたのでお時間のある時に確認していただけると嬉しいです。
Posted by のんママ at 2006年06月13日 23:28
レンゲソウと言えば、私の年代で思い出すのは、学校で習った「根粒バクテリアによる空中窒素固定」と緑肥ですね。これがセットで記憶されております。
俳句季題便覧にはこんな句が載っておりました。
「げんげ田の 起こされてゆく 色変わり」
牛に引かれた鋤がゲンゲで一面の紫色の田圃の土を起こして黒い色に塗り替えてゆく光景がありありと目に浮かびますね。どうも古い話で恐縮でした。
Posted by onjo at 2006年06月14日 08:05
ありがとうございます。
蜜標は主に横や下を向いている花に多くあります。シソ科などもありますね。変異で蜜標がない花を探してみるのもおもしろいです。レンゲソウの実は今年初めてみました。そこは田んぼのあぜに咲いていたので、農家の方が草刈りするまでは花が残っていたんです。
私もゲンゲというとぴんときません。
Posted by ふらり(のんママさんへ) at 2006年06月14日 21:51
ありがとうございます。
いい俳句ですね。情景が素直に目に浮かび、色の変化とともに季節も変化していくことがわかります。私は田んぼ一面にゲンゲが咲いている光景を見たことがないので、見てみたいです。私にとって田んぼ一面の花というと、早春のタネツケバナになりそうです。
Posted by ふらり(onjoさんへ) at 2006年06月14日 21:54
こんばんは〜
私ゲンゲ(レンゲ)此のお花の思い出というのは特に無いのです。・・
レンゲと言うと、シロツメグサの事でした。田や畑で見た記憶も無いのです。
此の花を認識したのは大人に成ってからでした。。
列車の窓から見た一面のレンゲ畑何んの花?でした。綺麗でしたね〜
レンゲも花弁の呼び名もそれぞれ違うのですね、蝶で弁の例えを、これ良いですね〜
Posted by おとと at 2006年06月14日 22:54
ありがとうございます。
私も子供のころにゲンゲに出会った記憶はありません。もっぱら四葉のクローバー探しでした。初めてゲンゲに出会ったのは2003年で、しかも山の中の草地でした。変なところで出会っています。でもいい花ですね。おととさんは蝶型花ってわかります?蝶の形してませんよね〜。
Posted by ふらり(おととさんへ) at 2006年06月15日 20:54
私を満足させてくれる男性様を募集しています。m(_ _)m http://www.b8y.in/
Posted by 真弓 at 2012年09月21日 06:04
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/19230338

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。