2006年06月23日

ムラサキツメクサ (2) いちごのかき氷はいかが?

この記事は続きです。最初の記事はこちら(←クリック)です。
 
ムラサキツメクサ(紫詰め草) 別名:アカツメクサ(赤詰め草)
マメ科シャジクソウ属

私が出会ったのは‥千葉県、5,6,7,8,9,11月 草地
千葉県評価:一般有害
ムラサキツメクサ茎.jpg
1.茎と葉について
 『ムラサキツメクサ』の茎は直立傾向にあります。といってもまっすぐ立つというよりは、根元から斜め上に伸びていくという感じです。その上に花をつけるので、茎が地を這う『ゲンゲ』(←クリック)や『シロツメクサ』よりも背が高い印象です。茎や葉や花まで細かい毛が生えています。
 葉は3枚の小葉が1セットです。これは『シロツメクサ』と同じですね。ただ茎が地を這う『シロツメクサ』は葉を高くするために葉柄(葉と茎とをつなぐ部分)をひょろひょろっと伸ばしていますが、茎自体が直立する『ムラサキツメクサ』はそんなことは必要ないので葉柄は短いです。葉の形も同じ3枚とはいえ、『ムラサキツメクサ』の葉は一枚一枚がやや細長い感じです。葉にはV字形の斑紋があるものが多いです。花だけ見ると『シロツメクサ』や『ゲンゲ』と似ていますが、茎や葉はだいぶ異なります。
 
2.花について
ムラサキツメクサつぼみ1.jpg
 上の画像は茎の先を見てみました。葉の葉柄には膜状のものがついていました。私の持っている図鑑には書いていないのではっきりしませんが、おそらく托葉だと思います。この托葉に包まれるような感じで顔をのぞかせているのが、つぼみと新しい葉っぱです。托葉には新しいつぼみや葉を保護する役目もあるんでしょうかね。今まで花しか撮影していなかったので、托葉に気がついたのは今年からです。結構大きいし、ストライプの柄が目立ちます。
ムラサキツメクサつぼみ2.jpg
 上の画像のように、托葉は2枚です。これはバラ科の『ハマナシ』(←クリック)でも同じでしたね。ムラサキツメクサ花開く1.jpg
 つぼみから花が開いて‥というよりは花が伸びて!きましたよ。上の画像のように花は球状にまとまって咲くのですが、下から咲いていきます。といっても一番上が花開くときまで、下の花も咲き続けているので、かき氷てんこ盛り!になるのですね。下から咲き始めるといっても、きちんと360°同じ速度で花前線が上昇するわけではなく、上の画像のように、結構偏りが見られました。陽当たりのせいなのか個性なのかは不明ですが、ちょっとおもしろいです。
 あっ上の画像の葉にはV字形の斑紋がありませんでした。

 でもちゃんと360°均等に咲いていかないと‥
ムラサキツメクサ花2.jpg

 ほらほら言わんこっちゃない。こんな端っこに花の頂点が来てしまいましたよ(^_^;)。でも人のつむじもいろいろなところにありますから‥、あっ決してつむじ曲がりと言っているわけではありませんよ(~_~;)。
ムラサキツメクサ花開く2.jpg
 花開いてきましたね。花は開くと横というか、外側に広がります。上の画像では、下側の花は外側に広がって、上の方の花はまだこれからという感じですね。
ムラサキツメクサ花1.jpg

 さあ、花満開です!かわいい花(*^_^*)。こんもりまとまった花のかたまりとしてもよいのですが、このようにひとつひとつの花もとてもかわいいのです。巣で親鳥の帰りを待って口を大きく開けている子鳥たちにも見えますよ(*^_^*)。

 花の説明を上の画像でしようと思いましたが、書き込むのがもったいないので、もっと拡大した画像をもう一枚。
ムラサキツメクサ花11.jpg
 『ムラサキツメクサ』も『ゲンゲ』(←クリック)と同じマメ科なので、蝶形花です。一枚大きな旗弁は、虫にアピールするための役割を持っています。虫に蜜の位置を知らせるデザインを蜜標と言うんでしたね。『ムラサキツメクサ』の蜜標は小さい花ということもあるのか、ストライプとシンプルです。
 真ん中のピンクは舟弁で、実は左右2枚の花びらが合わさっています。その外側に開いている白い花びら2枚は翼弁といいます。よかったら『ゲンゲ』の記事を見てください。花が大きいので、もう少しわかりやすく書いていますよ。
 翼弁はよくみると、うねっているので、ふと見ると蝶々みたいに見えます。実はマメ科の花が蝶形花と知って、『ムラサキツメクサ』の花を見て、そうか!なんて思ったのですが、じつは違うのですよね。蝶形花の意味はこちら(←クリック)へどうぞ。
 つぼみで長い毛のように見えていたのは、じつは萼片でした。さて『ゲンゲ』の記事に萼片がくっついたものを萼筒と言いますと書きましたが、『ムラサキツメクサ』は萼片なの?私もよくわからなくなりましたが、用語を調べてみると、萼筒でも先がとがっている部分は萼裂片とか萼片と呼ぶそうです。なんだか‥。
ムラサキツメクサ花4.jpg
 もう少し、萼のところをわかりやすく見てみたいと思い、仕事場の敷地に咲いていた花を少しいただいて、お部屋で撮影してみました。長く伸びた萼片の根元は合わさって、萼筒になっていました。
ムラサキツメクサ花終わり11.jpg
 ようやく花も終わり、葉も一緒に枯れていました。
ムラサキツメクサ花終わり2.jpg
 この画像もお部屋画像です。萼片が5つに分かれているのがわかります。
ムラサキツメクサ花終わり3.jpg
 小さな花ひとつを抜いてみました。こんな風になっているのですね。白い部分に種ができるのでしょうか。そっと開いてみましたが、まだ若いせいなのか、種はありませんでした。
 今回はなんか説明で終わってしまいました。自分で観察しながら書いているので、疲れた〜。
 次回(←クリック)は花のつき方への疑問を観察する予定です。そして、一番書きたかったことはその次かな〜。先は長い〜。

posted by ふらり at 21:55| 千葉 🌁| Comment(5) | TrackBack(0) | 初夏の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
シロツメクサは詰め物用として、アカツメクサは牧草として、それぞれ違う用途で移入されたと聞きます。面白いですね。
Posted by onjo at 2006年06月24日 18:51
こんばんわ♪
ツメクサって意外と見過ごされる植物ですが、丹念にに観察されておりますね・・メモメモ!

当初シロツメクサとムラサキツメクサって同じ植物と思ってましたが・・良く観察すると、やっぱ花姿等、微妙に違うんですネ

しかしこの複雑な構造体の花を理路整然と説明には脱帽です。


Posted by at 2006年06月24日 19:02
こんばんわ♪
ツメクサって意外と見過ごされる植物ですが、丹念にに観察されておりますね・・メモメモ!

当初シロツメクサとムラサキツメクサって同じ植物と思ってましたが・・良く観察すると、やっぱ花姿等、微妙に違うんですネ

しかしこの複雑な構造体の花を理路整然と説明には脱帽です。


Posted by Green at 2006年06月24日 19:02
ありがとうございます。アカツメクサは牧草として移入されたのですか。そういえば、牧草用にと図鑑に書いてありました。シャジクソウの仲間は全部牧草用になりそうですね。
Posted by ふらり(onjoさんへ) at 2006年06月25日 05:08
ありがとうございます。体調復帰されたようで安心しました。ぜんぜん理路整然ではないのです〜。内容のほとんどはこのブログを書くに当たって初めて知ったことばかりなので、誤っている点もあるやもしれません。お気づきでしたら、どんどん指摘してくださいね。m(__)m
私も当初シロツメクサとムラサキツメクサは花は似ているけど、全体感は違うなあくらいにしか思っていませんでしたが、よくみると、花も結構違うことに気がつきました。
Posted by ふらり(Greenさんへ) at 2006年06月25日 05:13
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