2006年10月03日

私を見つけてね♪

キクモ田んぼ.jpg 稲刈りの終わった田んぼって歩けるんですよ。
 皆さんはご存知でした?
 僕は稲を刈っても田んぼの土は濡れているので、普通の靴ではとても歩けないなんて先入観がありましたが、歩けてしまうんです。
 だから、今日は田んぼの上を歩きましょう。


 おや?何か見つけましたよるんるん
 どこどこ?

 立ったままではわからないかな?
 
 それではしゃがんでみよっか(^_^)  
 

 しゃがんだら何か見つかったかな?

 え〜どこかなあ_(._.)_。 

 よ〜く足元ぐるりと見てみましょう。
 o(・_・= ・_・)oきょろきょろ
 

  あれ!ピンクの点が見つかりましたよ

 じゃあ、デジタルカメラを使ってもっと接近してみましょう。
 何が見えるかな?
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

 あらら(*^_^*)、見つかってしまいました〜。
 さて、私は誰でしょう?


 








私はねるんるん
キクモ(菊藻)

ゴマノハグサ科シソクサ属
出会ったのは‥千葉県 9月 水田
千葉県評価:保護留意

1.名まえの由来
 細かく裂けた水上葉が菊の葉に似ていることから。確かにちょっとだけコスモスの葉に似ていますね。
2.出会った環境
 出会ったのは水の抜けた田んぼでしたが、本来は水中に生えるそうです。水中に生えている場合は、漂うがごとく、茎が伸びていくそうなので、まさしく『藻』なわけでした。ただ水上に上がったら枯れてしまうわけでもなく、水上では短いですが、まっすぐ茎を伸ばしていくそうなので、まさしく田んぼのような、環境の変化が激しい場所でも生き抜ける術を持っているのですね。そして、私も出会えたというわけです。

 ただ、どの田んぼにも生えているわけではないようです。私が歩いた田んぼでも『キクモ』が見つからない田んぼもありました。
 キクモ地下茎.jpg
3.地下茎

 上の画像のように、『キクモ』は地下茎で増えることもできます。この田んぼは水を抜いて稲を刈った後、一回荒く耕されている感じになっており、地下茎も地上に見えていました。
キクモ花0.jpg

4.花
 ゴマノハグサ科なので、花は合弁花、つまり基は1つの筒状で、上部で上唇と下唇に分かれます。上の画像は上唇と下唇がひっくり返っているのですが、まさしくちょっと艶っぽい唇のように見えます。茎全体の大きさに対して、花の大きさがちょっとアンバランスに思えるのですが、そこがまたかわいいのかな。
 さて、どのくらいの大きさなんでしょう??
キクモ大きさ1.jpg

 うわっ(・o・) 左から何か出てきた〜。
 なあんて、私の親指の先っちょでした(^^ゞ。こうやって見ると、この花がとっても小さいことがわかりますね。子供のころにアンデルセン童話で「おやゆびひめ」という物語がありましたが、『キクモ』の花は「おやゆびひめ」よりもちっちゃな花なんです。
 そう考えると、かわいさ倍増しませんか!(^^)!
キクモ花1.jpg
5.最後に
 いつもなら田んぼのあぜを歩くのに、少し草が生い茂って歩きづらいなあと思い、
 ふと田んぼに降りてみると、思いがけず地面は乾いていました。
 なあんだ!田んぼは歩けるんだ!ってうれしくなって、
 でもまだ緩んでいるところがあるかもしれないから注意して歩こうと下を向いて歩いていたら
 出会ってしまったんです。
 こんな偶然があるから、歩き続けていきたいと思いました。
 
6.おまけ
 父から教えてもらったのですが、今の田んぼはは耕地整理や圃場整備が全て行き届いていて、春先の給水はもちろんですが、秋の排水のために表土の下約50cmほど一面にコルゲート管というのが埋設されているそうです。それはプラスチックの直径10cmほどの蛇腹なホースですが、それには細かい穴が開いており、その上に篠竹などの束が置いてあり、その上に田の土が被さっています。普段はコルゲート管の末端に詰め物をしてありますが、稲の刈り入れの少し前に、その詰め物を取って、田の水を排水します。何故かというと、刈り入れ用のコンバインなどの重機が入るためです。水抜きして乾燥しておかないと重機が埋まって使えないからです。
 というわけで、歩けるのは当たり前でした。
 おしまいるんるん
posted by ふらり at 20:11| 千葉 ☁| Comment(13) | TrackBack(0) | 初秋の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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