2006年05月26日

春のバラ科の野草まとめ

春(3〜5月)の千葉県で出会うことができたバラ科の野草をまとめてみました。
 
1.どんな花?
索引ヘビイチゴ.jpg  5枚の花びら(花弁)を持つ黄色い花です。変異で4枚や6枚の花びらがある場合もありますが、基本は5枚です。加えて、茎が地を這う傾向にあるので、花が咲くのは地面からあまり高くなく、写真を撮ろうと思うとしゃがむことが多いと思います。

 似ているけど、違う花は?
索引ウマノアシガタ.jpg  同じ5枚の花びら(花弁)を持つ花でも、花びらに艶、てかりがあり、花の高さが風でゆらゆら揺れるくらい結構高い花(30cm以上)は、キンポウゲ科ウマノアシガタ(←クリック)です。

 
2.見分けるポイント1
 まず、花のつき方と花の裏側を見てみましょう。(画像はサムネイルです。クリックすると大きくなります。)
花の
つき方
ヘビイチゴ花茎分類.jpg キジムシロ花茎分類.jpg 
ひとつの花茎からはひとつの花がつく ひとつの花茎にたくさんの花がつく 
副萼片ヘビイチゴ花裏分類.jpg オヘビイチゴ花裏分類.jpg 
葉のように先がいくつにも割れて幅広い 先割れがなく、萼片と同じように細い 
 ヘビイチゴ属です! 
見分けるポイント2を参照ください。
キジムシロ属です!
見分けるポイント3を参照ください。 
 

3.見分けるポイント2
 ヘビイチゴ属では『ヘビイチゴ』と『ヤブヘビイチゴ』の2種が見られます。(画像はサムネイルです。クリックすると大きくなります。)花期とは、私が千葉県で出会った月を書いています(2002/5〜2006/5)。なお、下の画像での大きさはカメラの近づき具合によって異なるので、比較できません。

ヘビイチゴ葉分類.jpg ヤブヘビイチゴ葉分類.jpg 
色が明るい。
形がやや丸っこい。 
色が濃い。
先がとがるような形。 
ヘビイチゴ花分類.jpg ヤブヘビイチゴ花分類.jpg 
 上から見ると副萼片は見えない。 上から見ても副萼片が見える。
ヘビイチゴタ分類.jpg ヤブヘビイチゴタ分類.jpg 
表面についているつぶつぶ(痩果)にでこぼこがある。 表面についているつぶつぶ(痩果)に光沢がある 
環境水田周りや明るい林縁
やや湿った場所を好む。
藪の林床や林縁
林の近くを好む。 
花期3,4,5,6,10月
*)春の花ですが、秋にも出会っていました。
3,4,5月 
名前
ヘビイチゴ(←クリック) ヤブヘビイチゴ(←クリック) 
県評価保護留意 保護留意 
 

4.見分けるポイント3
 キジムシロ属では『オヘビイチゴ』と『ミツバツチグリ』『キジムシロ』の3種が見られます。(画像はサムネイルです。クリックすると大きくなります。)花期とは、私が千葉県で出会った月を書いています(2002/5〜2006/5)。なお、下の画像での大きさはカメラの近づき具合によって異なるので、比較できません。

オヘビイチゴ葉分類.jpg ミツバツチグリ葉分類.jpg キジムシロ葉分類.jpg 
5枚の小葉 3枚の小葉 羽状複葉があり、
5〜9枚の小葉 
環境水田周り
明るくやや湿った場所 
草地、丘陵
*)私は成東食虫植物群落のみ
草地、明るい山道
日当たりのよい場所 
花期5月
*)他に比べて開花時期がやや遅い。 
4月 2,3,4月 
名前オヘビイチゴ(←クリック) ミツバツチグリキジムシロ
県評価保護留意 保護留意 保護留意 


 これで、ようやくまとまりました。花に出会う時期が少し遅いのですが、似ている花としては『カワラサイコ』『ダイコンソウ』があります。『カワラサイコ』はまだ出会ったことがありません。『ダイコンソウ』はまたいつか。

 オヘビイチゴの続きは責任持って書きますよ(^^♪
 おしまい。

posted by ふらり at 21:31| 千葉 ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | 春爛漫の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月25日

オヘビイチゴ (1) 名まえも花も似すぎです〜。

今日も『ヘビイチゴ』つながりです。今日の主役は?
オヘビイチゴ (雄蛇苺)
バラ科キジムシロ属

私が出会ったのは‥千葉県 5月 水田周辺
千葉県評価:保護留意
オヘビイチゴ全体.jpg

1.名まえの由来
 『ヘビイチゴ』より大型と言う意味で『オ(雄)』がつけられたそうですが、何が大きいのでしょうね。名まえがとっても似ている『ヘビイチゴ』はこちら(←クリック)です。
 
2.出会った環境
 私が出会ったのは2箇所だけですが、田んぼのあぜとため池のまわりで、いずれもやや湿った明るい環境です。『ヘビイチゴ』とおんなじような場所ですね。事実、2ヶ所とも『オヘビイチゴ』と『ヘビイチゴ』が共存していました。ここまで似ているのに、咲いている場所も同じなんて、ますますわからない〜。但し『ヘビイチゴ』は林縁ややや日陰の場所でも出会いますが、『オヘビイチゴ』は明るい場所だけがいいみたい。

オヘビイチゴ葉.jpg
3.葉について

 葉は5枚に分かれています。やった!これが『オヘビイチゴ』の大きな特徴です。これ!見逃さないでくださいね(^_^)。結構大きく広がります。これが『ヘビイチゴ』より大きい『オ(雄)』の理由でしょうか?
オヘビイチゴ花1.jpg
4.花について
 上の画像や一番最初の画像を見ていただければわかると思いますが、ひとつの花茎からたくさんの花が咲いています。これはキジムシロ属の特徴で、『ヘビイチゴ』や『ヤブヘビイチゴ』とは大きな違いです。なので、ぱっと群落を見るとたくさんの花が咲いているので華やかで大きく見えるのかな?
 但し、一つ一つの花の大きさは『ヘビイチゴ』よりも小さいような気がします。図鑑でも花の直径8mm、一方『ヘビイチゴ』は直径12〜15mmと確かに大きさが小ぶりでした。小さな花がたくさん集まって花束できました。
オヘビイチゴ花2.jpg
 ひとつの花を良く見てみましょう。花びら(花弁)、萼片、副萼片とも5枚です。『ヘビイチゴ』との違いで見ると、
@萼片が『ヘビイチゴ』が花弁と同じ程度の長さですが、『オヘビイチゴ』は萼片は花弁よりも短いです。
A副萼片は『ヘビイチゴ』は葉のように先が分かれていましたが、『オヘビイチゴ』は萼片と同じくとがっています。
 以上の特徴は『オヘビイチゴ』の特徴と言うよりは、キジムシロ属の共通の特徴でした。
 つぼみを見ると副萼片は開いていますが、萼片は花弁を守るために閉じています。
 
今日は花でおしまいです。花の後はまた今度。というかまだ萼片が閉じたものばかりで、実の画像がまだ撮れていませんでした。

さてさて、延々続いたバラ科の春の花ですが、次回は見分け方のまとめをする予定です。出てこなかったキジムシロとミツバツチグリも見分け方には入れるつもりです。そろそろ次のお花に行きたくなりました〜(^_^;)。

posted by ふらり at 21:52| 千葉 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 春爛漫の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月24日

ヤブヘビイチゴ 藪をつつかなくても出会うことができました。

今日の主役は『ヘビイチゴ』との関連で
ヤブヘビイチゴ (藪蛇苺)
バラ科ヘビイチゴ属

私が出会ったのは‥千葉県 3,4,5月 林縁、林床
千葉県評価:保護留意
ヤブヘビイチゴ全体.jpg
1.名まえの由来
 手持ちの図鑑には書かれていませんでしたが、藪に生えている『ヘビイチゴ』(←クリック)という意味でしょう。なので、ことわざの「藪蛇」とは関係ないのでした。
 
2.出会った環境
 ここからは同じ仲間の『ヘビイチゴ』と比較しながら書いていきます。『ヘビイチゴ』の記事はこちら(←クリック)です。ご参考にどうぞ。
 さて、『ヤブヘビイチゴ』は林縁や藪の林床で出会いました。『ヘビイチゴ』と一緒に出会った場所でのそれぞれの環境は以下のようでした。
@谷津と里山
 田んぼのあぜや、農道沿いの明るい林縁など、やや湿った環境では『ヘビイチゴ』にたくさん出会うことができました。一方、谷津から里山の中へ入っていく林道の入り口付近には『ヤブヘビイチゴ』に出会うことができました。
A房総風土記の丘
 やや日陰の湿った平地には『ヘビイチゴ』が咲いていました。一方、ややまばらな林の林床に咲いていました。
 
 このように『ヤブヘビイチゴ』は林を好み、『ヘビイチゴ』は湿った場所を好むようですが、房総丘陵の林道に咲いているのは必ず『ヤブヘビイチゴ』かというと、そうでもないので、出会った環境で見極めるのは難しいようです。
 
3.葉について
 下の画像のとおり、『ヘビイチゴ』と同じ3枚の小葉ですが、やや長細く、先がとがっています。ほかには、『ヘビイチゴ』よりも緑が濃いような気がします。
ヤブヘビイチゴ花葉1.jpg
4.花について
 『ヘビイチゴ』と同じように、花茎からは花がひとつだけつきます。花は見た目『ヘビイチゴ』とまったく同じ、5枚の黄色い花です。萼片と副萼片が5枚ずつなのも同じ、副萼片が葉のように先が割れているのも同じです。
 『ヘビイチゴ』との違いですが、副萼片が大きいので、花を前から見ても副萼片が花びら(花弁)の外側に見えることが挙げられるかもしれません。しかしこれは図鑑にも書いていないので、正しいのか不明です。
ヤブヘビイチゴ花後.jpg
5.花が終わって
 花が散り始めると、萼片が閉じ始めています。『ヘビイチゴ』では花びらが散ってすぐは萼片が閉じていない画像を示しましたが、この辺は個性のようです。『ヤブヘビイチゴ』でも花びらが散ってもすぐは萼片が開いているものもありました。
ヤブヘビイチゴタ1.jpg
 おや?閉じた萼片がちょこっと開いて、実が覗いていますね(*^_^*)
ヤブヘビイチゴタ2.jpg
6.実について
 『ヘビイチゴ』と同じく、赤い果実が上向きにつきます。『ヘビイチゴ』との違いは、表面のつぶつぶの痩果に光沢があり、色がやや濃いことでしょうか。『ヘビイチゴ』は痩果の表面に凹凸があって光沢がありませんでしたね。
 
7.花びら(花弁)の枚数を増やしましょう。
 じつは『ヤブヘビイチゴ』にはあまり出会っていないので、そんなに観察していないのですが、1輪だけ、花びら(花弁)が6枚の花がありました。
ヤブヘビイチゴ6枚.jpg
ヤブヘビイチゴ6枚2.jpg
 花弁は6枚ですが、萼片も6枚見えますね。そして副萼片が花弁よりも大きいのもわかります。
 
8.まとめ
 ヘビイチゴ属としての共通の特徴は
@葉が3枚の小葉からなる。
A花茎には花がひとつだけつく。
B副萼片の先が割れて葉のようになっている。
C赤い実が上向きにつく。
 
 『ヤブヘビイチゴ』の特徴は
@林の近くを好む。 
A葉がやや細長く、先がとがる。色がやや濃い。
B副萼片が大きく、花を上から見ても副萼片が見える。(図鑑には書いてありませんので本当かどうか‥)
C果実の表面についている痩果が光沢があって色がやや濃い。
 
う〜ん、Cの果実の特徴が一番見分けがつきやすいのでしょうが、果実はなかなか見ないでしょうから、難しいですね。私も今まで、出会った環境と3枚の葉だけで、『ヤブヘビイチゴ』と思って適当に分類していたのですが、今回このブログを書くに当たって、よくよく画像を見たら、『ヘビイチゴ』や『ミツバツチグリ』が結構混じっていました(・・;)。こうやって文章に起こすって、考えをまとめることができて、画像も整理できました。
おしまい。
posted by ふらり at 21:18| 千葉 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 春爛漫の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月23日

ヘビイチゴ (4) 個性を見つけましょう

この記事は続きです。最初の記事はこちら(←クリック)です。
 
ヘビイチゴ (蛇苺)
バラ科ヘビイチゴ属

私が出会ったのは‥千葉県 3,4,5,6,10月 水田周り、林縁
千葉県評価:保護留意

 

よくよく撮りためた画像を整理したら、秋にも出会っていました!
ヘビイチゴ5枚.jpg
 『ヘビイチゴ』は上の画像のように、花びら(花弁)は5枚です。キンボウゲ科の『ウマノアシガタ』ではいろいろな枚数がありましたね。『ヘビイチゴ』はバラ科でしたが、『ウマノアシガタ』と同じ黄色い花なので、こちらも立ち止まって、見てみましょう。
 『ウマノアシガタ』とは違って、ほとんどは花びら5枚の花ですが、やっぱり会えましたよ(*^_^*)。
ヘビイチゴ4枚.jpg
こちらは、4枚の花です。一緒に写っているのはタチイヌノフグリです。4枚になってもバランスよく咲いていました。3枚の花はありませんでした。
ヘビイチゴ6枚.jpg
こちらは1枚増えて6枚です。こちらも花びらは均等についていますが、やや重なっているところがありますね。それにしても1枚増えただけで、かなり豪華で且つかわいい花になりました(*^_^*)。
ヘビイチゴ7枚.jpg
 こちらは7枚です。7枚になるとちょっと配置に偏りが出てきています。花びらも重なっているし。

ヘビイチゴ花弁.jpg
 さあ、上の画像ちょっと見てください。え?同じ花びら7枚の花かって?確かにそうなんだけど、左上の雄しべから飛び出ているものは何でしょう?
ヘビイチゴ雄しべ花弁化2.jpg

 上の画像は同じ花を横から見て見ました。すると、雄しべから飛び出ているのがわかります。じつは、これが八重咲きの秘密だったんです。
 花びら(花弁)の枚数が増えていくと究極は八重咲きです。同じバラ科でも八重桜や、これからが見ごろの園芸種のバラなどは八重咲きです。一方桜やバラも野生の花は一重、つまり花びらが5枚の花です。八重咲きの花と一重の花では花びら(花弁)の枚数のほかに何が違うのでしょうか。その答えは「身近な植物から花の進化を考える」という本に詳しく書かれていました。本によると、八重咲きの花には雄しべがないそうです。そう言われれば八重咲きのバラには雄しべが見当たりません。つまり、八重咲きになるためには雄しべが花弁に変わることが必要なんですね。ということで、上の画像の飛び出ているものは、雄しべから花弁(花びら)に変わろうとしているものだったんです。もちろん完全に八重咲きになるためには、人の手が加わることが必要ですが、野生でもこんなものが見られたのはよかったです。田んぼのあぜで、じっと下を見ていたおかげでした(^。^;)。

 
 さて、次です。『ヘビイチゴ』を紹介したこちら(←クリック)の記事に、花びら(花弁)の枚数と萼片、副萼片の枚数は同じ5枚であることを書きましたが、上のように花びらの枚数が変化すると萼片や副萼片はどうなるのでしょうか。ちょっと興味が出てきて観察してみました。
ヘビイチゴ花.jpg
 上の画像はすでに掲載しました、花びらが5枚の例です。
裏.jpg
 上の画像は花びら(花弁)4枚の花です。すると、花弁が4枚に減ると萼片と副萼片もちゃ〜んと減っていました。すご〜い。
ちょっと驚きました。
裏.jpg
 上の画像は花びら(花弁)が6枚の花です。すると、萼片、副萼片とも6枚に増えていました!同じですね。でも萼片は普通先が割れずにとんがっているのですが、1つだけ、2つに先が割れている萼片がありました。
 このように、花弁と萼片、副萼片の枚数を決める遺伝子はおんなじなんでしょうかね。それでは7枚以上とか八重咲きだったら?という疑問があるのですが、このことに興味を持ったのが、もう時期が遅かったので、花が少なく観察することができませんでしたm(__)m。もしご存知の方がいれば教えてください。また来年覚えていたら観察してみます。。
 
 ようやく『ヘビイチゴ』がおしまいです。遊んだこともあり、長くなりました〜。他の似たような花は簡単にまとめようかなあと。
おしまい!
posted by ふらり at 21:40| 千葉 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 春爛漫の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月22日

カザグルマ 「大輪」という言葉はあなたのために

(*)新しく、花の索引を作りました。この記事の上に書いてある『こちら』をクリックしてください。 
 
昨日はわけのわからない画像でしたが、その答えはこちらでした。
 
今日の主役は‥
カザグルマ (風車)
キンポウゲ科センニンソウ属

私が出会ったのは‥千葉県 5月 水辺(林縁)
千葉県評価:重要保護
カザグルマ全体.jpg
1.出会った環境
 千葉県の代表的な地形のひとつに「谷津」と「里山」があります。細長く入り組んだ田んぼとその周りの森林です。その地形は市川市にある大町自然観察園や千葉市にある泉自然公園、昭和の森など、代表的な自然公園にも取り入れられたり、最近ではビオトープということで、そのような地形を残す試みが始まっています。
 私は花の写真に興味を持ち出してから、房総丘陵の林道を歩くのが好きになりました。ですから、千葉県で花を見に行くというと、公園以外は房総丘陵まで出かけることがしばしばでした。ところが今年になって、千葉県には他にもいろいろな自然環境があり、そこにはまた違った花が咲いていることに気づきました。そこで、今年は海岸や水田周りの散策をするようになり、おかげで、このブログに書きましたアツバスミレやサワオグルマ、ハマウツボ、ヤセウツボや、カルガモちゃん!、そして他の方々の画像掲示板に投稿したハマハタザオ、イワタイゲキ、クマガイソウなど初めて出会うことができましたし、今連載?中のヘビイチゴも今まで以上に何回も観察するようになりました。このブログに書いていることは半分以上が今年初めて知ったことばかりなんです。今回のお花も初めて出会うことができました。
 『カザグルマ』という花は名まえすら知りませんでした。今年の初めに千葉県植物誌という図鑑を知り、そこに載っている植物を見ていて、この『カザグルマ』を見つけ、ぜひ出会ってみたいと思うようになりました。
 さて、田んぼの農道を巡っていると、遠くに白いものが目に入りました。樹の上ならホオノキの花かな?なんて思うのですが、そうではなく、里山の北側斜面でした。近づいてみると、斜面の上のほうに白いものが見えました。そこで撮影したのが、昨日の画像なんです。なにやらよくわかりませんね。でもはやる期待を抑えて、斜面を登ってみると‥
出会うことができました!それが上の画像です。
 
2.名まえの由来
 『カザグルマ(風車)』と読んで字のごとく、花をおもちゃの風車にたとえたものだそうです。『カザグルマ』に似ているテッセンは中国産の花ですが、加えて秋に白い十文字の花をたくさん咲かせる『センニンソウ』などをセンニンソウ属を呼ぶそうですが、一般にはクレマチスと呼ばれているそうです。クレマチスと聞くとああそれという方も多いのではないでしょうか。園芸種としてもさまざまな色の花があると思うのですが、『カザグルマ』はそれら園芸種の原種にあたる花、つまりは祖先なんですね。
カザグルマ花茎.jpg
3.茎について
 『カザグルマ』はつる性植物です。ただ私が出会った『カザグルマ』は急斜面の草地に生えていたため、茎が草の中に埋もれどこが根元なのかさっぱりわかりませんでした。上の画像は花の周りを写しています。茎は地上を這い、そこから葉の柄が伸びて、葉がでます。そして同じ場所から花茎が伸びて、花を咲かせていました。私の印象では茎の先端に花がつく感じです。茎はだらだらと斜面を這っていましたが、花は上向きに開くので、目立ちました。
カザグルマ葉.jpg
4.葉について
 上の画像のように、茎というよりは葉の柄(葉柄)が他の植物に絡み付いて、伸びていくという感じでした。葉は3つに分かれていました。上の画像で、一緒に写っている円錐形はつぼみです。
カザグルマ蕾2.jpg
5.花について
 上の画像はさらに、色づいたつぼみです。ちょっとミックスのソフトクリーム?その日は暑い日でした(^。^)。
カザグルマ花開く.jpg
上の画像では、くるくるっと結ばれいていたつぼみがほころび、花が開いてきました。こんな瞬間も好きです。
カザグルマ花.jpg
 ようやく花が開いた画像です。花はかなり大きいです。白く大きな花びらに見えるのは、じつは萼片でした。花弁はありません。キンポウゲ科では『スハマソウ』『イチリンソウ』『ニリンソウ』のように萼片が花弁の代わりをしている花がよくありますね。萼片は8枚でした。図鑑「野に咲く花」によると、中国原産のテッセンは萼片の枚数が6枚で花の大きさもやや小型だそうです。

 花を近づけると匂いがしました。なんというか、ちょっと変わっているのかな。甘くもなく、きつくもなく。
カザグルマ花裏.jpg
花の裏側です。『ヘビイチゴ』や同じキンポウゲ科の『ウマノアシガタ』で見られたような、緑の萼片が見えませんね。なぜなら、この白い花びらが萼片だからでした。ちょっとヤマユリにも似ているなあって思いました。そう、ヤマユリも‥、話が飛びそうなので、今日はここまで。
カザグルマ雄しべ雌しべ1.jpg
 花の中央部分を拡大してみました。ここだけ見ると、ちょっとイソギンチャク?にも見えます。
さて、白い大きな花の中で、この紫は良いアクセントになっていると思います。これは雄しべです。このようにたくさんあるんですね。画像のように、雄しべは外側から順々に広がっていきます。紫の部分に白くついている粉が花粉です。そして、花の中央部の白く顔をのぞかせているのが、雌しべです。じつはこの花、やや終わりかけなので雄しべが広がっていて、雌しべがようやく見えました。
カザグルマ花2.jpg
6.おわりに
 花を手のひらに乗せてみました。大きいですね。『カザグルマ』は日本の野草の中では花が一番大きいのだそうです。それで今日のお題「大輪という言葉はあなたのために」でした。画像のように、花びら(萼片)はやや透き通るような薄さです。大輪だけど繊細なところが人気のあるところなのでしょう。
 美しい花をまたひとつこのブログに載せることができました。
 画像が多くてすみません。2回に分けても良かったのですが、2回に分けられない理由は‥
 ヘビイチゴの続きは次回!
カザグルマ全体2.jpg

posted by ふらり at 21:21| 千葉 ☁| Comment(11) | TrackBack(0) | 初夏の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月21日

何の花でしょう。

ヘビイチゴの花びらの枚数の変化を途中まで書いていたのですが、力尽きましたので、明日また(+_+)。
今日初めて!出会ったお花です。ふと急斜面を見上げると‥、さて何の花でしょう。
何の花1.jpg
紙くず?ティッシュ?確かにそう見えますね。私も最初は半分そんな気持ちでした。
それでは、もう一枚。違う場所での画像です。
何の花2.jpg
いずれも下から見上げた画像なので、うまく撮影できてませんm(__)m。
さて、どうでしょう。こんな画像、載せていいのかなあ。。
 
答えはまたね。すみません。今日は疲れてしまって、ここまでです〜。
posted by ふらり at 22:30| 千葉 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 初夏の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月18日

ヘビイチゴ? (3) みんなでお花を作りましょう〜。

この記事は続きです。最初の記事はこちら(←クリック)です。
 
今日の材料はこのとおり。
ヘビイチゴ花弁.jpg‥ハートマークは花びらです。何枚使ってもいいですよ。    
ヘビイチゴ雌しべ.jpg雌しべ雄しべのセットです。    ヘビイチゴ簷片.jpg萼片です。何枚使ってもOK。                ヘビイチゴ副簷片.jpg副萼片です。これも何枚でも。 ヘビイチゴタ5.jpg‥最後はです。
 
さあ、これらの素材を使って、みんなで遊びましょう。何ができるでしょうか。
 私が作った例です。
 


これは?
ヘビイチゴ作り花.jpgきれいおかわいいができました!
次は?
ヘビイチゴ作りタ.jpgこちらはるんるんですね。
 次は?
ヘビイチゴ作り魚.jpg水瓶座??


最後は?
ヘビイチゴ作り顔.jpg だれがく〜(落胆した顔)!?ひげおやじ?(-_-#)
 
まあ、こんな感じで、『ヘビイチゴ』の素材を使って遊んでみました。昔子供のころだったら、花を取ってきて遊んだでしょうね。今もあんまり変わりませんね(^^♪
 
 今日は本当は花びらの枚数の異なる花を紹介する予定でしたが、なんか遊んでしまいました。週末でもないのに‥。
また次回(←クリック)!

posted by ふらり at 21:04| 千葉 🌁| Comment(6) | TrackBack(0) | 春爛漫の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月17日

ヘビイチゴ (2) ほんとはおいしいのかな(*^_^*)

この記事は続きです。最初の記事はこちら(←クリック)です。
 
今日の主役は?
ヘビイチゴ (蛇苺)
バラ科ヘビイチゴ属
 

私が出会ったのは‥千葉県 3,4,5,6,10月 水田周り、林縁
千葉県評価:保護留意

ヘビイチゴタ全体.jpg
1.花が終わったら?
 今日はいきなり花が終わってからのお話です。お花の話はこちら(←クリック)でね。
ヘビイチゴ花の後.jpg
 上の画像は花びらが散った後です。真ん中のオレンジ色が雌しべのかたまり、その周りに雄しべ、そして、基部がレモン色に染まった5枚の葉のようなものが萼片です。萼片は花が散った後も開いていました。
 ところが! さて下の画像、左右どちらが本物でしょう?
ヘビイチゴタ1.jpg
 花が散ってしばらくしたのを見ると、なんとあつあつの小籠包(ショウロンポウ)が!(^。^;)。
ではなくて、萼片がぴったり閉じてしまっていました。一方副萼片は開いたままです。おもしろいですね。ちょっとびっくりです。花が終わってもう一度驚かせるなんて、なにが出てくるのでしょう〜。じゃらじゃらじゃら〜〜〜ジャンるんるん
ヘビイチゴタ2.jpg
 かわいい頭?がのぞいてきましたよ(*^_^*)。赤い果実ができていたんですね!それにしても、萼片は花が咲くときに開いて、花が終わったらいったん閉じて、果実が熟したらまた萼片をもう一度開くなんて、おもしろいなあって今年になってはじめて気づいて感心感心です。
もうちょっと経つと‥
ヘビイチゴタ3.jpg
2.実について
 みんな見たことありますよね。これが『ヘビイチゴ』です。このように拡大して見ると、普通の苺とはずいぶん違うのに気づきます。苺というよりは、イチゴ味のグミのような感じに見えます。表面にたくさんついているのが「痩果(そうか)」と呼ばれます。「痩果」つまり痩せた果実ということで、果肉がなく硬い果皮で覆われているそうです。なので、この赤い全体は何かというと「偽果」だそうです。う〜んよくわからん。
 実はこの赤い実が『ヘビイチゴ』『ヤブヘビイチゴ』のトレードマークというか、大きな特徴です。同じような花を咲かせる『キジムシロ』などにはありません。赤い実は上の画像のように直立しますが、これも特徴です。そして、「痩果」は出っ張っていて、一粒一粒をよく見ると凹凸があることがわかりました。
ヘビイチゴタ4.jpg
 ちょっとおひとついかが?割ってみました。中はちょっとした空洞もあるようで、ふにゃふにゃで、やわらかいものです。
さあて、今日のお題「ほんとはおいしいのかな?」です。半分口に入れてみました〜。
結果、甘くないどころか、無味というかちょっと苦いというか(+_+)。。やっぱり『ヘビ!イチゴ』、というか蛇も食べないよ〜。一体なんでこんな赤い実をつけるのかね〜。鳥もこの味じゃあ食べないと思うけど。。この『ヘビイチゴ』今までどのくらいの人が口に入れたんだろう?多分相当多いだろうなあ。でも何度も口に入れる人はいないだろうなあ(-_-#)。。。

 図鑑「野に咲く花」によると、『ヘビイチゴ』の赤い「偽果」は海綿質であると書かれていました。なるほど、ふにゃふにゃでした。そして上の画像のように割っても水分が出ません。お店で買ったイチゴを思い出してみましょう。さくっとかじると身がいっぱい詰まっていますね。そしてジューシーです。この辺が『ヘビイチゴ』とずいぶん違います。この違いが甘みがない原因のような気がします。(5/25、onjoさんのコメントからちょっとだけ追記しました。)
 
3.まとめ
 今日出てきたヘビチゴの特徴は
D花の後に赤い実ができるが、直立する。
E赤い実についている細かいものを「痩果」と呼ぶが、これは「偽果」より出っ張っていて、表面に凹凸がある。
 ということでした!
 
4.おまけ
 前回の記事に寄せていただいたSAKURAさんのコメントに登場した食べられる!野いちごに『シロバナノヘビイチゴ(白花の蛇苺)』があります。
シロバナヘビイチゴ1.jpg
 残念ながら千葉県では出会えないと思います。私は山梨県の山の中腹の草地で出会いました。葉は『ヘビイチゴ』と同じ3枚葉です。花は『白花』で、花びらの枚数は『ヘビイチゴ』と同じ5枚です。これですぐ見分けがつきますね。
 実はこれこそいちご!上の『ヘビイチゴ』の実とはだいぶ違いますね。違いは
・萼片と副萼片は同じような形をしている。
・実は下を向いてみのる。
・細かくついている「痩果」の部分はへこんでいる。
そして最大の違いは!
◎甘くてとてもおいしい(~0~)。
 近くにあったらな〜って花ですね。
 実は甘くておいしいイチゴはもうひとつ
ノウゴウイチゴ.jpg
 『シロバナヘビイチゴ』にそっくりですが、ノウゴウイチゴ(能郷苺)』という花もあります。こちらも千葉県では出会えず、尾瀬で実に出会いました。花はまだであったことがありませんが、白い花で花びらが8枚あるそうです。葉が『シロバナヘビイチゴ』よりもかわいい感じでした。
 実は『シロバナヘビイチゴ』とまったく同じで、まさしくイチゴ!ついついうれしくて、こんなに集めてしまいました〜。7月なのに高原で「いちご狩り!」こんなに小さいんですよ〜。でもひとつひとつはとっても甘いの〜。。っとここではこんな採集はだめだったのでしたね。すみませんm(__)m。
 『シロバナノヘビイチゴ』も『ノウゴウイチゴ』も『ヘビイチゴ』とは同じバラ科ですが、その下の「属」が異なり、オランダイチゴ属です。似たような名まえなのにね。じつは、私たちが食べているいちごも同じオランダイチゴ属の改良品種なんです。だから、こちらはおいしくて、『ヘビイチゴ』は‥。
 
5.おまけのおまけ
 ということで、もうひとつおまけ。最後のお花はなんという名まえでしょう?
章姫花.jpg
見た目は『シロバナノヘビイチゴ』にそっくりですね。真ん中にちゃ〜んとイチゴの元になる雌しべのかたまりが見えます。 
 
じゃあヒント! 2月に千葉県の館山で出会いました!おいしかったよ!あれ?『シロバナノヘビイチゴ』って千葉では出会えるの?!
 
さあわかりました?答えはこちら!
章姫タ1.jpg
 正解は、館山のいちご狩りセンターで出会った、『章姫(あきひめ)』という品種でした〜(^▽^;)。
上の『シロバナノヘビイチゴ』に花も実のつき方もそっくりですね。萼片と副萼片、つまり「へた」ですが、『シロバナノヘビイチゴ』と同じように同じような細い形です。もちろん味も保証つき!ただし有料です。
  でも、いちご狩りで花の写真撮っている人って‥。。この記事、来年の冬のいちご狩りシーズンにまたつかえそう〜。

 さて、次回(←クリック)はまたまた花びら増やそう!のコーナーです。
posted by ふらり at 21:52| 千葉 ☔| Comment(6) | TrackBack(0) | 春爛漫の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月15日

ヘビイチゴ (1) ハートを集めてお花を作りましょう!

ちょっと一日飛び入りがありましたが、またお花の紹介に戻ります。
春、田んぼの脇の農道などを歩いていると、地面に黄色い花がたくさん咲いているのに出会います。今日はそのお花が主役です。
ヘビイチゴ (蛇苺)
バラ科ヘビイチゴ属

私が出会ったのは‥千葉県 3,4,5,6,10月 水田周り、林縁
千葉県評価:保護留意
ヘビイチゴ全体.jpg
 この画像だと、オオイヌノフグリが主役みたいですね。。春の田んぼの脇の風景です。
 
1.名まえの由来
 『蛇苺』は漢名からきていて、人間が食べないで、ヘビが食べるイチゴという意味だそうですが、ヘビが食べているところは見たことはありません。。漢名というからには、中国にも咲いているのでしょう。人が食べられない(利用できない)という意味では、他に『イヌゴマ』『イヌムギ』など『イヌ(犬)』がついた名まえの野草があります。日本人は『イヌ(犬)』をつけたのと同じように、中国ではそれが『ヘビ(蛇)』なのでしょうか。ただし、『ヘビイチゴ』は食べられます!でも味は(-_-#)、次回へ。。
 
2.出会った環境
 私が出会ったのはほとんどが田んぼの周りの畦(あぜ)や農道です。したがって、やや湿った環境が好きなようです。とは言え、『タネツケバナ』や『タガラシ』、『ニョイスミレ』のように、田んぼの中や湿地など、踏み入れると水がじゅわ〜っと出てくる程の湿った場所にはおりません。あくまでも水に近くの草地という感じです。また、房総風土記の丘のように、水辺がなくても、やや地面がしっとり湿った陰の場所に行くと出会うことができます。
 じつは『ヘビイチゴ』とほとんど同じ形の花を咲かせる野草は、『ミツバツチグリ(三つ葉土栗)』、『キジムシロ(雉蓆)』、『オヘビイチゴ(雄蛇苺)』、『ヤブヘビイチゴ(藪蛇苺)』ととても多く、名まえまで似ているものもあるので、出会った時いったいどれなんだろうって迷うこともあったのですが、この出会った環境もひとつの特徴になります。これらの見分け方はまたいつか作りたいと思っています。
ヘビイチゴ茎.jpg
3.茎について
 上の画像のように、『ヘビイチゴ(蛇苺)』の茎は上には伸びず、地を這っていきます。うん?これが『ヘビ(蛇)』?あれ?どうなんでしょう。。
 地を這って伸びる茎の途中から、葉や花が生えてきます。
ヘビイチゴ葉花.jpg
4.葉と花について
 葉はかわいい三つ葉です。これも特徴のひとつです。
 茎から伸びる花茎には花がひとつだけ咲きます。これは『ヘビイチゴ』や『ヤブヘビイチゴ』のヘビイチゴ属の特徴です。 
 花ですが、花びら(花弁)はハート黒ハート形!で5枚です。これ、気に入っています(*^_^*)。上でも下の画像でもわかりますが、花びら(花弁)と花びら(花弁)の間に見える尖った黄緑は萼片(がくへん)です。萼片もきちんと5枚ありますね。加えて『ヘビイチゴ』は萼片の下にさらに緑のちっちゃな葉っぱのようなものがついています。これを副萼片(ふくがくへん)と呼ぶそうです。下の花を裏返した画像を見てください。副萼片は萼片と交互に生えていますので、花の表側から見ると、ちょうど花びら(花弁)の位置と同じ位置になります。なので、花を真上から撮影すると、副萼片は花弁に隠れて見えません。今回よくわかるようにするため、花をひとつだけ取らせてもらいました。ありがとうね。さてこの副萼片はとがっている萼片とは異なり、先がちょこちょこ割れていますが、この形も『ヘビイチゴ』や『ヤブヘビイチゴ』のヘビイチゴ属の特徴です。
 花の真ん中が雌しべの集合体、その周りに雄しべが多数あります。
 最後にバラ科の花なので、匂いがいいのかなと思って鼻をを近づけましたが、香りませんでした。
ヘビイチゴ花.jpg
 
5.今日のまとめ
 今日わかった『ヘビイチゴ』の特徴は、
@田んぼの脇などやや湿った場所にいらっしゃる。
A茎から出た葉は小さな3枚
B花茎から花はひとつだけ咲く。
C花の裏側にある副萼片の先がちょこちょこ割れている。
 でした。今日は『ヘビイチゴ(蛇苺)』たる所以の苺!までいきませんでした。次の記事はこちら(←クリック)です。
posted by ふらり at 20:56| 千葉 ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | 春爛漫の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月14日

カルガモ 元気な子を育ててください

このブログは千葉県の野草を紹介していくはずだったのですが‥。今日出会ってしまったんです。私にとってはとってもうれしい出来事なので、紹介します。
 
今日の主役は‥
カルガモ (軽鴨)
カモ科カモ目
 
 今日はお昼前ごろからようやく雨も上がったので、ブログの画像を補足するため、近くの田んぼに出かけました。すっかり田植えも終わり、畦(あぜ)の雑草も刈られていました。
 畦(あぜ)を歩きながら野草を探していると、なぜか雑草が刈られていないところがありました。あれっと思ったら!
カルガモ巣1.jpg 
 頭隠して尻隠さず〜(*^_^*)、誰でしょう??
 もうちょっと静か〜に近づいてみると‥
カルガモ2.jpg
 カルガモちゃんのようです。何しているんだろう‥っともっと近づいたら、
「あっ」突然大きな音を立てて、逃げてしまいました。びっくり!といっても遠くには行かないで、なぜかすぐ横の田んぼで泳いでいます。びっくりさせるなよなあって、そのときは別になんとも思わなかったのですが、そのカルガモがいた場所を通り過ぎようとしたら!!
カルガモ卵.jpg
  満月新月満月新月exclamation×2 それも9個も!巣は刈られた草も利用して、その上に自分の羽毛を少しだけ敷いた感じでした。親鳥の愛情を感じますね〜。卵が入っている鳥の巣を見たのも初めてだったので、なんか感動してしまいました〜。そしておそるおそる卵に触れると、温かかったです!親鳥が一生懸命温めているんですね(*^_^*)。
 農家の方々も草を刈るときに気づいて、そこだけ巣が隠れるように、わざと雑草を残しておいたのでしょう。
カルガモ親鳥.jpg
 お母さん鳥、驚かせてごめんなさいね。元気な子鳥たちを育ててください!
 
 最後に、カルガモについて
 鳥はたいていオスの方が派手ですが、カルガモはどちらも地味です。またマガモやオシドリなどは渡り鳥なのですが、カルガモは一年中同じような場所で過ごします。で、淡水の水ならたいていの場所にいるそうです。確かに田んぼの水路などでも出会います。
 今日はちょっと歩いただけなのに、大きなプレゼントをいただきました!
posted by ふらり at 19:27| 千葉 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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